生石高原「野鳥荘」
自然観察記録 2012年5月
120501(火)〜02(水)
 120501曇り

生石は新緑の季節です。とても綺麗です!

大きなヤマザクラ。寝室から「寝ながら眺める」のが楽しみです
強風の影響で、巣箱が歪んでしまいました

見事なシャクナゲ

別荘ライフを楽しむ大先輩「Oさん」をお招きして
山の天気は分からない。予報だけで予定を決めると、残念なことも多い。

今日の予報は良くなかったのですが、明日の方がもっと悪いので、予定を変えて生石高原を歩くことにした。それはこちらでご覧ください。
今日の目的は、雨が降るたびに土が流れるので、土留め柵を作ることです。素材は「現地調達」で、ご覧のようにできました(多くは知人の力ですが…)。

敷地の一角に、見事なシャクナゲが咲いていることが分かりました。15cmほどある大輪で、持ち帰りたい衝動に駆られましたが、自然のままにしておきました。

夕食も現地調達(写真上)です。
生石で山菜(スカンポ・ワラビ・ヨモギ・三つ葉)を摘んで、天麩羅にしながら酒盛りです。

ご近所で、もう10年も別荘ライフを楽しまれている大先輩「Oさん」をお招きしました。
これから、こうした輪を広げていきたいものです。

雲は厚かったのですが、空気の透明度が高く、始めて四国「徳島の灯り(黄色の四角)」が見えました。青四角は湯浅の街です。

 120502雨

海南の街は雲海の中

巣を飛び出した親鳥

新緑の野鳥荘
夜半から結構な風雨になりました。

昨夜は9時半ごろには爆睡でした。そのせいか、4時半に目が覚めてしまい、ベランダでパソコンを操作しながら、野鳥の声を楽しんでいました。

ピーカンの晴れた日より、曇りや少雨の方が野鳥は活発のようです。
巣掛け中のヤマガラは5分間隔くらいで餌を運んでいます。もう雛がずいぶん大きくなったのでしょう。

この二日間で、ヤマガラのほか、シジュウカラの大きな群れがやって来て、普段は負けているヤマガラを蹴散らしていました。

ウグイスも3羽同時に来ました。
カケスはつがいで来ました。
コゲラもメジロ(今年は珍しい)もやって来た。

カワラヒワの大きな群れもやって来た。
嬉しいのは、キビタキが3度もやって来たことです。
キビタキもヒマワリの種を食べるので、定期的に来るかもしれない。
明日は、お客様ご家族がご利用なので、準備を済ませてきました。必要なものを補充し、古くなったものは処分です。
勿論、ヒマワリの種も十分補充しました。


120506(日)曇り後晴れ一時雷雨

アケビの花
爽やかな「みどり」は僅かな期間ですね!
4日前と比べて、随分緑陰が濃くなっていました。

この日の天気は大浪賞です。
家を出たころは良い天気で、薄着で野鳥荘へ向かったのですが…

お山に着いた時はヒンヤリです。
野鳥荘に置いてあるブルゾンを着て床暖房も入れました。
そうこうすると、風が強くなり、ついには雷雨となりました。

昼食後、散歩をする頃には天候は回復。今度は暑くなってきました。これだからお山の天気は分からない。

この日は、大工さんに来てもらいました。
斜面の土の流れが酷くなってきて、基礎が露出してきました。
もう日曜大工で済むレベルではないので、きちんと補修することにしました。
やはり、山小屋を持つには覚悟が要りますね!

それでは、野鳥荘付近の自然をご案内します。

アカメガシワの赤い若葉

シロダモの若葉

よく見かけるけど「?」

ムラサキケマン

アケビ(大きな花が雌花)

ミツバアケビ(大きな花が雌花)

ムベ(アケビの仲間)
私は大きな間違いをしていた。
今まで、生石で一番多いアケビを「ゴヨウアケビ」と思っていたが、花から、基本種のなアケビと分かった。
種類 花の色 葉の枚数
アケビ
ミツバアケビ
ゴヨウアケビ

ただ、数は少ないが、ミツバアケビもあるので、両者の雑種である、ゴヨウアケビもあると思っている。次回はゴヨウアケビを探してみます。

ウリハダカエデ(雄花)

コバノガマズミ

チゴユリ

ヘビイチゴ

クサイチゴ

ノササゲ?

キランソウ

今日はあまり多くの野鳥とは出会えませんでした。
ヤマガラはまだ巣立っていませんでした。その瞬間に立ち会いたいものです!


120513(日)うす曇り

アオゲラの巣作り?を見つけた!

キビタキ
今日は、生石高原第3回ツアーガイド講習があり参加してきました。

5日前に家内が確認した時は、まだせっせと餌を運んでいたヤマガラは、どうやら巣立ってしまったようです。巣立ちに立ち会いたかったのですが残念!
別荘地内を探鳥に出かけました。

キビタキの声に誘われていったら、アオゲラに出会いました。
遠くに飛ばないので「?」と思って見たら、巣穴を見つけました。

車の戻って隠れていたらやって来ました。どうやら雌のようです。巣穴に戻ってきたのですが、餌を持っていません。
まだ巣作りの途中でしょうか?それとも抱卵中か…
嬉しい出会いでした!


120515(火)〜16(水)
 120515 雨

120515野鳥荘にて

120516「山の家おいし」にて

生石高原「火上岩」にて
50年前の同級生4人が集まって『プチ・クラス会』です。

我家で集合後、出発。
まずは「かなや明恵温泉郷」です。ここには山頂を使った広い露天風呂があります。幸い、露天風呂の間は雨が上がっており、皆楽しんでくれました。

まさに裸の付き合いで、体に残る病跡が良く分かる。それぞれ、きつい病と闘ってきている。企業戦士と言われた団塊の世代ならではだろう。

温泉を出たころから雨が激しくなりました。天気予報より悪化しています。

野鳥荘では、テントを張り「再会の祝杯」です。
この日は5時間ほど酒盛りとなりました。

 120516 晴れ
明け方まで降った雨もようやく上がり、急速に天候回復です。

朝食後、別荘地内を散歩。
更に、「山の家おいし」のオープン時間に合わせて、高原へ行きました。

それぞれの体力に合わせて、ツアーコースを散策です。
生石神社の御神体「高さ48mの巨岩」の迫力を楽しんでもらいました。

少し早目の昼食を済ませて、プチ・クラス会は終了。
次は「広島で会おう」と言うことになりました。
その日まで健康を維持したいものです。


左:巣穴で抱卵中の♂ 右:交代しに来た♀
午後は家内と、アオゲラ営巣地の観察です。
上の写真は「抱卵の交代シーン」です。めったに見ることが出来ない一瞬だと思います。巣穴から顔を出しているのが♂で、右側の♀と交代です。


抱卵を交代したが落ち着かない♀
♀が抱卵したころから異変が起きた。
キビタキの声が聞こえだしたころから♀が落ち着かず、ついには巣穴から出て迎撃態勢です。

にもかかわらず、キビタキが猛攻。それでも大きさに勝るアオゲラが反撃し、凄いバトルとなりました。

そこへやって来たのがカケスです。今度はアオゲラがカケスを猛攻。3種の野鳥が巴戦です。

この場所はホットスポットです。
此処へ来れば、高い確率でアオゲラ・キビタキ・カケスに出会えます。地味な野鳥が多い我が国で、この3種は美しい野鳥です。

何故こうなるのか?
最も考えられるわけは、この狭いエリアに3種の野鳥が巣掛けをしたのだと思う。特に、アオゲラとキビタキは1mの至近距離に営巣していると思われる。お蔭で、暫く楽しめそうだ。












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