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生石高原「野鳥荘」 
自然観察記録 2013年12月

131228(土)雪

アトリ(普段はバードテーブルに乗ることはない)

ヤマガラ
生石高原へ通いだして3度目の冬です。でもこれだけの大雪は初めてでした。

数日前から生石で雪が降り続いている。
雪は野鳥たちの餌をすべて奪ってしまう。自動給餌器の餌だけでは足りそうもない。もう2週間、野鳥荘へ行っていなかったので、野鳥たちが困ってはいないかと心配でした。

野鳥荘へ到着、バードテーブルへエサを置く。よほど飢えていたのだろう、普段は用心深い野鳥まで続々と舞い降りてくる。もう「乱舞」状態でした。

この風景を原理主義野鳥趣味の人が見たらどう思うであろう。
全て餌を覆い尽くす雪。ここ野鳥荘は野鳥たちの「お救い小屋」です。彼ら彼女たちは本当に困窮していたようだ。私は思わず涙が出そうであった。
人だって「自然の一部」で、人が助けでどこが悪いと思う。
この風景を見て、なおかつ『関るべきではない』と言えるほど非情に離れない。
野鳥荘へやって来た野鳥を紹介して、今年の野鳥荘を終わります。



アトリ

シジュウカラ

ウソ

ヤマガラ

アオジ
ウソは大好きなイタドリの種が雪で覆われたので、リョウブの実を食べていた。

雪の上にはヤマドリの足跡がいっぱいです。ヤマドリは大型の野鳥で、長い嘴で雪ノ下の小米を食べられるけど、ミヤマホオジロには辛いだろうな。雪の上に小米を蒔いてもすぐに沈んでしまう。



131215(月)晴れのち曇り
生石高原実測作業を終えて、野鳥荘へ向かいました。
この道を歩くことに慣れてきました。生石高原のアップダウンを4時間歩いた後だけに、ちょっと疲労感はありましたが、野鳥を探しながら歩くのは楽しいものです。ただ、今年は本当に少ないですね…

野鳥荘もすっかり葉を落としました。
生石全体は野鳥が少ないのですが、バードテーブルがあるだけに野鳥荘の周りはにぎやかです。
この日のニューフェイスは「ルリビタキ(雌)」だったそうです。

私もニューフェイスと出会ったのですが、写真も撮れず種の確認もできませんでした。
ツルウメモドキの実を食べていて、最初は、大きさからカケスと思ったのですが、オレンジ色の鮮やかなお腹の色で、戸惑ってしまいました。
記憶で探すとアカハラが近いのですが、確認できません。



フユイチゴ、美味しくいただきました

南天の実、正月の飾りに使わせていただきます

高木にびっしりと巻付いたツルウメモドキ
さて、今年はあと何回野鳥荘へ行けるだろう…
寒いけど、野鳥が楽しみなところです。

131212(木)曇り時折雪

フユイチゴ

雪の野鳥荘
今季一番の冷えこみです。
平地でも最高気温が10℃を超えないという予報で、重装備で生石へ向かったのですが…
標高が500mを超えるあたりから積雪が多くなりました。一部は凍結しています。
生石の冬は3度目で、慣れからの油断で、今日はノーマルタイヤです。登りは何とかなったのですが「下りは危険」だと、山の家おいしのリーダーの注意されました。
リーダーの指示通り、帰りは積雪のない南斜面の迂回路を選び、無事帰ることが出来ました。
野鳥荘の室内温度は僅か3℃。室内でも重武装を解くことが出来ません。
補給で持ち込んだ缶ビールは冷蔵庫へ入れました。何せ、室内でもツララができるほど冷えるので、凍結を防ぐには冷蔵庫へ入れるのが一番安全です。
その代り、自然界の餌が減り、野鳥へやってくる野鳥が増えました。寒さこらえて「探鳥」が楽しみです。

バードエリアに、今日から「牛脂」を加えました

雪にこんな大きな足跡がたくさんありました。生石で考えられるのは「ヤマドリ」しかありません。自然界の餌が減り、野鳥荘のバードエリアへやって来るようになりました。
「雪のヤマドリ」って綺麗だろうな

アトリ

ミヤマホオジロ

アオジとアトリ

ツグミ
(今年初めての出会い)

無事に帰って、すぐにパジェロミニ(4駆)のタイヤを履きかえようとしたら、なんとバッテリー上がりでうんともすんとも言わない。ルームライトがONになっていました。でも夕方には、無事にバッテリーチャージも終了。スタッドレスに履き替え、タイヤ圧も調整してもらいました。 野鳥シーズン本番です!楽しみます。


131201(日)晴れのち曇り
今日の最高気温8℃。風もなく、生石にしては暖かいはずなのに、観察用の迷彩ネットの裏でジッとしていると、足元から冷えてきます。もう冬用の防寒具が必要になってきました。

この日は、高原を歩くこともなく「野鳥荘の鳥見」が目的でやってきました。既に「水抜き」を済ませているので、使える水は限られています。基本は「レンジでチン」で、使い捨ての食器をです。
今日の来訪者は、
 ・ミヤマホオジロ
 ・ウソ(これは声だけ)
 ・アトリ
 ・アオジ
常連たちは、ヤマガラ・ヒガラ(結構多い)・シジュウカラ・エナガ・メジロ・コゲラ・ヒヨドリ・・キジバト・カラスです。
不思議なのが、バードテーブルに置いた「柿の行方」です。
今日で3度目なのですが、種もヘタも「跡形なく消える」ことです。テーブルには大きな分があったのですが、大型の野鳥か、それとも野獣でしょうか?自動カメラが故障したままなのが残念です。
ちなみに、柿は、お山へ登る途中にある柿農園の落果ししたもの「無断でいただいて」おります。

アオジ

コゲラ

メジロ

ムベ(落果した後に食べられたみたい)

直径1pほどの花(名前は分からない)

萎んでしまったカラスウリだろうか?

クルマバナ

これは園芸種のようだ
別荘地内を1時間ほど歩いてみたが、全体に野鳥は少ない。やはりバードテーブルがあるだけに「野鳥荘に集まる野鳥の多さ」が認識できる。
枯葉も少なくなりました。落葉もほぼ終わったようで、散歩をしても「冬」を感じます。花も少なくなったので、逆に目立つようになりました。









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