生石高原「野鳥荘」
自然観察記録 2013年4月

130430(火) 雨(強風)一時曇り

カケスも霧の中
寒冷前線の通過とともに、雨は上がり「濃霧」となりました。
生石へ上がる道は、視界5m程でした。

昼に野鳥荘へ着いたのですが、まだ霧の中でした。
昼食も済ませ、午後2時ごろに霧も晴れてきた。山野草見学へ出発です。
写真だけでは分からないことも多いので、サンプル採取もします。
これを「一杯やりながら」図鑑幹と照合するのも楽しみです。

昨日と重複しますが、ご紹介します。

山桜は終わり「サクランボ」をつけ出した。野鳥たちの大好物です!

シャクヤク

昨日ピンボケであった花で「セントウソウ」
花の終わりかけで、面白い実がなるらしい

スギの若葉

ウリハダカエデの花(昨日は名前が分からなかった)

マキの若葉

カジイチゴの花(とても美味しい)

造園種(某氏の別荘の庭に咲いていた)

アケビ

ミツバアケビ

ナガバモミジイチゴ(これも美味いよ!)

アマミスミレ(スミレとは思えないほど大きい)
5時ごろから又、雨が落ちてきた。
今日は日暮れが早い。薄暗くなりかけたころから、ヤマドリ(雄)とカケスが2羽やって来た。
薄暮や霧の日は警戒心が薄らぐようで、30分ほどかけてゆっくり食事をして行った。

日帰りで、ヤマドリやカケスの観察に来る方がいらっしゃるのですが、確実に出会うには「お泊り」いただく方が良い。
夕食。
また、ゆっくり酒を飲み、外をみれば「澄んだ夜景」が広がっている。
明日は、別荘地の標高の低い方に降りてみよう。勿論「夏鳥を探して」である。
では、お休みなさい


130429(月) 晴れ(強風)
ゴールデンウイーク前半は今日で終わりです。ちょっと「汗ばむ陽気」になってきました。

家内の友達が「野鳥荘を利用したい」と言うことで、案内がてら行ってきました。
着くなり「コンビニは何処?」と聞かれて、ちょっと心配になりました。何とか「自然」に馴染んでくれればよいのですが…

気温が上がってきたせいか、花が増えてきました。こんな楽しみに触れてほしいな!、

タンポポではありません 。これは「蕗の花」です。胞子となって飛び始めています

名前が分かりせんが、高木に「房状に咲く花」です。淡い緑色で、とても爽やかです
130430追記/ウリハダカエデと分かりました

ミツバアケビ」です。雄花・雌花も咲いています。今年は豊作になりそうです。

「ネジキの花」だと思います。生石にはネジキが少ないので、すぐに気づきませんでした。
130430追記/満天星ツツジの間違いでした

「ムラサキケマン」平地でも咲くのですが、お山で見るととても綺麗に思います。

「ヒメオドリコソウ」これも平地の花です。お山まで侵略してきたか!という感じです。

「アケビ」です。こちらも、雄雌とも咲きました。秋が楽しみです。

「ヤブヘビイチゴ」の花です。ヘビイチゴとそっくりですが、花のすぐ背面に葉があります。
綺麗な実を付けるので
すが、美味しくありません。

石垣にへばりついた若葉です。名前は分かりませんが、とても綺麗なので写しました。

「タチツボスミレ」生石では珍しくないので、写真を撮ることも少ない。

ピンボケごめん!葉からは「菊の仲間」と分かりますが、名前が分かりません。
とても小さな花です。

「シャクナゲの花」です。野生なので花は大きくありません。それだけに可憐な佇まいです。

八重の山桜です。生石の山桜は先週が盛りでしたが、今は八重しか残っていません。

谷を挟んで山肌に1本だけ咲く白い花。第1感は「サイフリボク」なのですが、
距離があり過ぎて確認できません。

野生の「フジ」です。生石の山肌に、「こんなに咲いていた」と分かります。
今年のフジは少し早く、花も多いよう
です。

フジと季節が同じなのに、目立たないのが「キリ」です。花札ではお揃いなのにね

夏鳥を期待していたのですが、今日は会えませんでした。
明日からは私たちが利用します。夏鳥との出会いを楽しみにしています。

130421(日) 曇り(強風)のち晴れ〜22(月)晴れ
新緑が美しくなりました。山桜も[満開]です。なのに、強風が桜の花びらを無理やり散らせている。まずは、『新緑の野鳥荘』をご覧ください。

目に優しい新緑が大好きです。この日の最低気温は分かりませんが、最高気温は8℃、風が強く体感気温はとても低い。

まだ雲は厚いのですが、昨夜の雨で、大気汚染3兄弟が洗われて、素晴らしい視界です。湯浅の海がくっきりと見える。時間経過とともにご覧ください。

山桜は満開です。

これほど鮮やかな夜景も、空気が澄んでいればこそだろう。和歌山の灯が輝いている。

夜の寒さは真冬並みでした。先週はガス欠でストーブが使えなかったのですが、今週程の寒さではなかったので耐えられました。
今週は、お湯もストーブも使えるようになったので泊まることができましたが、無ければギブアップだっただろう。
6時からお酒を飲み出した。山で呑む酒は旨い!
夜景を見ながら風呂に入り、10時に就寝。
4:50起床、気温マイナス1℃
山ほど着込んで、床下の観察スペースに陣取るが、先週と打って変わり、野鳥がやってこない。2時間粘ったが、体が冷えきり「朝風呂」にはいる。

カケスのペア(手前が♂・奥が♀と思う)

ヤマドリ

カワラヒワ
朝食を食べ出したころから、静かに(不思議なくらい鳴かない)野鳥がやって来た。

普段と違うのは、ヤマドリがめったに来ないのに、カケスがずっとバードエリアに陣取っていた(こんなことは初めてだ)。デッキに出ると逃げてしまうので、窓ガラス越しの観察(人間が檻に入っている状態)でしたが、楽しく観察できた。
 ・カケス
 ・ヤマドリ
 ・ヤマガラ
 ・シジュウカラ
 ・ヒガラ
 ・カワラヒワ
 ・ウグイス
 ・ホオジロ
 ・ヒヨドリ
まだ居たのかと驚いた冬鳥は
 ・シロハラ
 ・アトリ
 ・アオジ
夏鳥では、ツツドリが来た。姿は確認できなかった、野鳥荘のどこかで大きな声で鳴いた。

アトリ

シロハラ

ヒガラ

ヒヨドリ

シジュウカラ

アオジ
左は、ヤマガラです。
ファインダーをのぞいた時は、北海道にしかいない筈のコアカゲラか!と興奮したのですが、木漏れ日を浴びて、背中が白黒模様になっていました。


別荘地の灌漑池
灌漑池まで散歩に行きました。
池に入る渓流でヤマドリ♂が水を飲んでいたり、この辺で営巣してるかなと思っていたところでヤマドリ♀に出会いました。また、ここでもカケスに出会い、今日は「カケスデー」でした!
この辺りの道には「ミズゴケ」がいっぱい生えています。「コケ玉」を作ろうと、たくさん摘んできました。それでは最後に「植物の紹介です。

3月のバカ陽気の反動か?4月に入って寒い日が多い。

アケビの雌花

アケビの雄花
別荘地では、アケビの雄花が咲き出した。雌花はやっと1輪見つけたばかりです。


130414(日) 晴れ(強風)のち曇り・夜は雷雨
〜15(月)曇りのち晴れ

咲き始めた野鳥荘の山桜(標高760m)

生石山別荘地、湖畔の山桜は満開(標高500m付近)

ヤマドリ(♀)

アカネズミ(とても可愛い)

リョウブの若葉とカワラヒワ

ヤマドリ(♂)

蕗の花
生石山では二日前に雪が降ったそうです。
この日も寒く、強風で尾根道を歩くの大変でしたが、生石高原の「春の花」を楽しんできました。
午後からは、facebookで知り合った野鳥仲間・Hさんとオフラインで初めてお会いしました。
実は、オンラインでならお互いに別のハンドルネームで交流があったことが分かっていました。

気が合うということは、こういうことだろう思うほど話が弾みました。
2時の邂逅はビールの乾杯で始まり、11時まで「呑みながらの話」が続きました。夜は、凄い雷雨になっており、停電に備えて懐中電灯を傍に置いて酒は続く。

夜も更けて冷える一方です。しっかり着込んで防寒です。床暖房はあるのですが、なんとガスが切れてストーブが使えません。せめて、Hさんには「野鳥荘自慢のお風呂」に入っていただけたのですが、私の時には「水だけ」になってしまいました。

お開きになるころには雨も上がり、夜景は綺麗に見えたのですが、星空とはいきませんでした。
朝5時起床。霧がかかり、日が昇るまでまだ時間がかかりそうだ。
床下の観察スペースに陣取る。10分もしない内にヤマドリの雌が2羽やって来た。

残念ながら、私のカメラが一番苦手な撮影条件です。
その代り、カワラヒワ、シジュウカラ、ヤマガラ達の声が、まことに素晴らしい朝です。これを聴いているだけで癒されてきます。

可愛いアカネズミもやって来ました。人とかかわりを持たぬネズミで、害もなしません。シロハラ(やや大きい野鳥)と餌を巡っての丁々発止がとても面白かった。

デッキでコーヒーを飲みながら、さえずりに浸るのはとても贅沢なことです。
そんな時、ヤマドリの雄もやって来ました。デッキにいても意に介さぬようです。きっと野鳥から見れば、デッキの人間は「檻に入っている」のでしょう。
Hさんを、別荘地の野鳥スポットへご案内しました。宝くじが当ったら「2件目の別荘」を持ちたいと『タラ話』に花が咲きました。
Hさん、是非またお越しください!


130408(月)-09(火) 快晴

野鳥荘の山桜の古木。蕾がこんなに膨み、翌日には数輪咲き出しました
閑なくせに忙しくて、野鳥には久しぶりになりました。到着したのは13時半。

まずは、ヒマワリの種を運び込み、補給を済ませました。ただ、自然界の餌が増えてきたのでしょう、消費は減って来ています。

この日は、たびたびヤマドリが来てくれたこともあり、あっという間に時間が過ぎて行きました。日没前に山菜を摘んで、夕食の一品を増やしました。
現地調達の山菜は、スカンポ・ヨモギ・ミツバ・ユキノシタそれに放置されている原木椎茸を摘ませて頂きました。椎茸は抜群に旨かった!山菜は「雰囲気」で味わいました。
それでは、デッキからの風景を時間と共に紹介します。

  野鳥の紹介

生石高原展望で出会ったのは亜高山性の「ハギマシコ」 
渡りの途中でで寄ったのでしょ。ここでは始めてです(100m超の距離で)

野鳥荘へやって来「たヤマドリ♂」 午前2回・午後3回、もうすっかり常連客です。
ただ、ピーターさんちのシロとクロ(ワンちゃん)が襲ったのは驚きでした。でも、気にもせぬようで、その後も来ています。(動画

バードテーブルに来た「カケス」 日に何度も来るのですが、まことに用心深い

バードテーブルに来た「アトリ♀」 雄も来ていましたが群れはありません。
渡りの季節だけにもう群れは帰ったのかもしれません。気になります

バードエリアに来た「アオジ」 これも単独でした。渡りの季節だけに気になります

バードエリアに来た「カワラヒワ♂」 大きな群れで来ています。まだペアは出来ていない?

散歩中に出会った「ヒガラ」(動画) 
大きな群れでした。これもまだペアに入っていないらしい

散歩中に出会った「コゲラ」 大きな群れでした。これもまだペアに入っていないらしい

バードエリアへ飛んできた「トビ」 上からトビを写すチャンスは滅多にない。小鳥たちは全く怖がらない。それは、トビが生きたものを襲わないことを知っているからだ

バードエリアの「シジュウカラ」 巣の材料を収集中(動画

バードエリアに来た「メジロ」 大きな群れ出来ています。まだペアは出来ていない?

「ヤマガラ」 野鳥荘への来訪が激減。営巣を始めたものが多いのかな?
今回であった野鳥は写真の他に、
 ・カヤクグリ
 ・ウグイス
 ・エナガ
 ・カラス
 ・アカゲラ
 ・ノゴマ(と思われるのですが、証人がいない)
4か所ある巣箱、今年は全部「営巣(動画)」されると思います。シジュウカラ・ヒガラ・ヤマガラが候補です。


  植物の紹介
これは「柳の大木」です。薄黄色(写真左上/24oで撮影)に見えるのは「全部花」なのです。右上は2000o相当までズームアップしたものです。

「ムラサキケマン」

「アオキの花」 紫の小さな花がこれから連なっていく

「ムベの花」 常緑のアケビの仲間です

「ビシャコの花」 これから仏壇のバックは花盛りになります

「モクレンとシモクレン」 下界ではとっくに散っていますが、生石ではこれからです

「ウツギの若葉と蕾」 まもなく白い花が咲きます。
去年の実(ピンボケになっている)が残っている、鳥さんには不人気だったのだろうか?

「すみれ」があちこちで咲き出した。生石高原では貴重でも、別荘地内では路傍の草です

野鳥荘の「山桜」も咲き出した

「クロモジの花」 生石ではたくさんある

「アケビの蕾」が膨らんできた

春は、生石山の植物も忙しい。私の植物知識が豊富であれば、もっと紹介できるだろうに、残念です。でも、こうして蕾や花を見つけるのは「とても楽しい」ことです。










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