生石高原「野鳥荘」
自然観察記録 2013年3月

130320(土)晴れ

この階段を登ってヤマドリがやってくる

何となく霞んだ空。山桜の開花はまだ先のようです

サクランボ植樹

ミヤマホオジロ

メジロ
貴志川の灌漑池で道草をしたので、午後をまわっての、野鳥荘到着でした。
快晴ですが、汚染3兄弟は今日も頑張っており、何となく霞んでいます。更に、気温の割に肌寒い日でした。

この日の目的は、サクランボの植樹と、野鳥エリアの清掃です。
昨年、鉄観音を頂いたのですが、冬の零下には耐えられませんでした。

その後にサクランボを植樹した。無事に根付いてくれればよいのですが…
とりあえず、購入時で結実が幾つかありました。上手く熟しても、味わうのは私たちではないだろうな。
野鳥の訪問も変わってきました。この日来てくれたのは、
 ・シジュウカラ
 ・ヤマガラ
 ・ヒガラ
 ・カワラヒワ(夏鳥)
 ・ミヤマホオジロ
  (冬鳥)
 ・アトリ(冬鳥)
 ・メジロ
 ・ヒヨドリ
 ・ゲラ(声だけ)
冬鳥がめっきり減りました。気を付けて帰れよ!来年もおいでね
そんな気持ちです。

嬉しいことは、ヤマドリです。
大阪某所では、8時には砲列ができ、撮影の順番待ちが大変だと聞きました。
営巣地近くに押しかけ、凄いストレス与えているのではないか?

ここ野鳥荘なら、ホロ打ちが聞こえたら、床下観察エリアへ入ればよい。
迷彩ネット裏からじっくり観察できる。これなら無用な刺激もないはずです。それでも、充分写すことができます。

植物の変化も良く分かるようになってきた。

ビシャコが咲き出した

スミレも咲き出した

未だに名前が分からない

アケビに蕾が

キブシの花が咲き出した

蕗も咲き出した

アオキに蕾がいっぱい
でも季節が変だ

ピーターさんちの、シロもクロも
水を飲みにやってくる
これから、行くたびに花が増えていきます。


130322−23
 130322(金)曇り・夜は雨

カヤクグリ

コゲラ
午前中の畑作業を終えて、午後から野鳥荘へ向かいました。

野鳥ブログはでは、ヤマドリが主役になっているのに、私たち夫婦は、まだニアミスしかありません。
『生石でヤマドリと出会う』これが願いです。

生石高原を過ぎ、別荘地への道に入りました。道路から10羽くらいの群れ(カヤクグリ)が飛び立ち、急いで車を止めました。
その時、目に入ったのがヤマドリです。

車から降りて、ヤマドリがいた辺りへ歩を進めたのですが、会えずでした。その途中で出会ったのは
 ・カヤクグリ
 ・シジュウカラ
 ・ウソ
 ・コゲラ
です。特に、カヤクグリがまだ居たことに驚きでした。

ここでの見切りをつけ野鳥荘へ向かいました。
野鳥荘へ着いたのは15時半。バードテーブルには、自動給餌機から補給されたばかりのヒマワリの種があるのですが、何故か閑散としています。山桜の天辺にカワラヒワがいただけでした。

オオカワラヒワとカワラヒワの区別が分からないのですが、愛を語らうような2羽はカップルのようです。オオカワラヒワ(冬鳥)は日本では繁殖しないので、やはりカワラヒワだと思います。

今日は「泊まり」なので、食料や衣類を運び入れ、ちょっとボンヤリしていたら、道路を横断してくる野鳥が見えました。
なんと!ヤマドリの雄です。
野鳥荘の階段を登ってきます。動けば「逃げる」のは必至なので、手摺の隙間からの撮影となりましたが、約10分の「お食事タイム」をじっくり写さしてもらいました。

綺麗な動画が取れました。是非ご覧ください!
時折、目が合うのですが、今日は動じる様子がありません。
悠然と食事を済ませて、最後は見事な「ホロ打ち」をしてくれましたが、感動しながら見るばかりで撮影はできませんでした。

ヤマドリの来訪は17:15、この日は雲が厚く日没寸前の明るさでしたが、これで今回の目的を達したようなものです。更には、ヤマドリの営巣地を脅かすこともなく、心行くまで観察できました。嬉し限りです!
ゆっくりと風呂に入り、美味しい酒を飲んで、21時には酔いつぶれました。

 130323(土)曇り

ヤマドリ♀(動画)

カケス(動画)

床下の観察スペース

ヤマガラの水浴び(動画)
5:50、「ヤマドリとカケスが来ている」と言う家内の声で起きました。

バードテーブルではカケスが餌を啄ばみ、下ではヤマドリの♀が食事中です。
雨は上がったのですが、雲が厚く、早朝の光は弱い。レンズの暗いコンデジしか持たぬ私には辛い条件でしたが、夢中でシャッターを押しました。

スチール写真がダメでも、動画機能はコンデジも高価な一眼レフも変わりません。低光量でも何とかなるのが、動画なので、ヤマドリとカケスの動画撮影です。ただ、カケスは、窓ガラスに網戸越しなので、酷いものですがご容赦を。

この後、観察スペースへ入りました。
二日間で出会った野鳥は、
 ・ヤマドリ(雌雄)
 ・カケス
 ・カヤクグリ
 ・コゲラ
 ・ウソ
 ・シジュウカラ
 ・ヤマガラ
 ・カワラヒワ
 ・メジロ
 ・ミヤマホオジロ
 ・ホオジロ
 ・アトリ
 ・アオジ
 ・シロハラ
 ・ハシボソガラス
これだけで充分ですが、普段ならやってくる、
 ・ゴジュウカラ
 ・エナガ
 ・アオゲラ
 ・オオアカゲラ
 ・キジバト
 ・ヒヨドリ
が見えませんでした。

野鳥は恋の季節です。バードエリアへやってくる野鳥も、気持ちの半分は「カップル探し」だと見て取れます。
恋のさや当ても散見出来て面白いです。

愛の巣探しも急ですね。ヤマガラが電柱のタラップ穴を「木の洞」と間違えて、一所懸命に掘っていました。滑稽でしたが、こんなに真剣なんやと感動もしました。動画でどうぞご覧ください。

シジュウカラ

ミヤマホオジロ

アトリ

シロハラ


薄黄色の小さな花がいっぱい咲いている(名前が分からない)
野鳥ばかりではなく、植物にも変化が見えるようになってきました。

例年なら、この季節はアオキとシロダモに「赤い実」がビッシリとついている筈なのに、探し回ってやっと見つけたのはアオキの実1本だけでした(写真左)。
野鳥の多さと対照的な出来事です。自然界に何が起きているのだろう?

多くは、名前が分かりませんが「春の息吹」を紹介します・

5o程の花です

アオキの新芽

これも新芽

これは「実かな?


アケビの若葉

フキノトウが蕗になってきた

ビシャコの蕾

山桜のつぼみが膨らんできた

キクラゲ

虫袋?

生石山の植物は、下界より「1月遅れ」です。
山桜の古木の蕾が大きく膨らんできました。例年なら、GWが見頃ですが、今年は早そうだ。

野鳥荘の山桜を愛でながら飲む酒が、私には何よりも贅沢です。その季節が間もなくやって来ます。


130319(火)晴れ

散歩する家内

森のパン屋さん。今日はお休みです

桜の蜜を吸うメジロ


ヒレンジャク
日替わりメニューのように、毎日天候が激変します。
ベストな天候でスタートした筈の「生石高原山焼き(17日)」でしたが、午後からは強風のため、一部を残して中止したそうです。
翌日(18日)は、全国的に『春の嵐』となり、今日は、一気に春本番のポカポカ陽気です。
体調を崩していた家内も、少し気分が良いようで、生石高原へ向かいました。

途中、森のパン屋さんへ向かう道に車を止め、散歩しました。
まだ下手ですが、ウグイスが声を披露しています。「そんな季節なんや」と思います。
そう言えば、ツバメがもう渡って来ていました。

今年は「桜が早い」そうです。
生石山中腹のこの場所でも、桜がこんなに咲いていました。季節が早い時は、色んな花が一気に咲きますが、桃も咲いていました。

My畑で、苦労している「ラッパ水仙」が道端に無造作に咲いています。それも、ひときわ大きく立派です。誰に断る必要もなさそうなので、摘ませてもらいました。

ウグイスの声に誘われて歩き始めたのですが…
メジロが、花を渡り歩いて蜜を吸っています。
コゲラは、孵化しだした昆虫を食べるため、活発に活動しています。

林の中では、都市公園から姿を消したヒレンジャクが5羽もいました。

ホロ打ちが聞こえたのですが、姿が確認できませんでした。ヤマドリだろうか、それともキジか?

ヒヨドリ、シジュウカラ、ヤマガラ、カワラヒワなど、ここだけで探鳥が楽しめそうです。

では、ここで出会った美しい花を紹介します。


水仙を持ったままカメラを構える家内

ラッパ水仙

ラッパ水仙

すみれ(おそらくふもとすみれ)

ヒメオドリコソウ

すみれ(おそらくマンジュリカ)

ツル性植物。いっぱい実を付けているが
野鳥が食べる様子がない。
生石高原では、4月中旬に咲く「すみれ」ですが、中腹ではもう咲いていました。

昼ごろに、やっと「山の家おいし」に到着。
NPOのNさんが、生石産の肉厚の椎茸に、少し甘味を加えた味噌をすりこみ、ストーブで焼いてくださりました。

これだ出ると、もう『呑むしかない』のだ!
ワンカップを購入して呑みだしたら、なんと、とっておきの濁酒をなみなみと注いでくださいました。
野鳥荘到着前に出来上がってきました。


ヤマガラ

アカウソ

ミヤマホオジロ

ウグイス
木々はしっかりと芽生えてきています。
風景の色も微妙に変化してきています。

野鳥荘到着は13時。気温16℃でした。
今日はのんびりと探鳥が目的です。
ただ、自然の餌が増えてきたので、バードテーブルの餌が随分残っていました。

野鳥も随分減っていました。これから、自動給餌機の餌だけで冬バージョン」は不要になります。

この日の訪問者は
 ・ヤマガラ
 ・シジュウカラ
 ・ヒガラ
 ・ミヤマホオジロ
 ・アカウソ
 ・コゲラ
 ・エナガ
冬鳥の、ミヤマホオジロとアカウソがまだいたことに驚きました。しかし、流石に群れは形成していませんでした。

留鳥たちは、餌より「伴侶探し」に気が向いている様子です。恋の季節を迎えて、どの鳴き声も美しい。

おそらくカップルと思われるヒガラが、何度も「巣箱」を覗きに来ていました。
昨年は2か所にヤマガラが営巣しましたが、巣箱も植えているので、もう少し営巣して欲しいと思っています。
良い季節になりました。野鳥は暫く寂しくなりそうですが、来月には渡り途中の野鳥が立ち寄ってくれると思います。

植物は、これから一斉に生命を漲らせます。冬とは違う生石を楽しめますので、皆様是非お越し下さい!


130317(土)晴れ
生石高原の山焼きを見学しようと、前日の16日に、11人の仲間が集まってくれました。

先行組(4人)は4時に野鳥荘へ到着。
野鳥荘始まって以来の人数なので、寝具の運びこみや、食事の準備、一部の修理などを行いました。

日中は暖かったのですが、日没とともに一気に気温が下がり、寒い夜となりました。
こんな時は『腹の中から温める』のがベストです。
日没寸前に「フキノトウ」を採り、即興で天麩羅を賞味いただきました(メチャ旨いぞ!)。この夜の料理は「鍋」です。みなさま家族連れで、写真のように楽しい夜となりました。大失敗は、用意していた「白菜」を出し忘れたことでした。


130310(日)曇りのち雨(霧)

濃霧の野鳥荘


アトリ

シジュウカラとヤマガラ

ミヤマホオジロ

シロハラ?
予報より早く、正午には雨が降り出しました。気温も、時間と共に下がり出し、正午で5℃でした。薄着で出かけた私は、寒くて仕方ありません。
NPOに出席中に家内から連絡が入った。
自動給餌機の中仕切りが脱落しているという。何時そうなったのか?分からないが、余り時間はたっていないように思う。

小雨が降り出していたのですが、自動給餌装置を埋めるように落ちていたヒマワリの種を出すため、マシンの点検パネルを外し、掃除機で吸引した。
その後、幅広テープで中仕切りを応急復帰。
これで、集まってくる野鳥に細々として給餌が出来る。

続いて、水道の復帰を行った。来週は「山焼き」イベントに10人ほどのお客様がある。もし、給水管に破損があるようなら修理をしておく必要がある。
幸い、今年は異常なし(昨年は2ヶ所破損)であった。

15時ころに雨は上がったのですが、濃霧となった。
霧は、野鳥を大胆にさせる。きっと「見えていない」と思うのだろう。やって来たのは、
 ・ヤマガラ
 ・シジュウカラ
 ・ミヤマホオジロ
 ・シロハラ?
 ・ウソ
 ・アトリ
 ・コゲラ(声だけ)
 ・ヒヨドリ
 ・オオカワラヒワ
 ・カケス
 ・ヤマドリ

修理と給水の復帰を終えて、コーヒータイムを味わっている時、ふと窓の外を見た家内が、スットンキョな声を出した。
バードテーブルでカケスが餌を啄ばみ、下では、ヤマドリ(♂)と小鳥たちが仲良く啄ばんでいた。

濃いガスのうえ、手元にカメラはなく、写真は撮れませんでしたが、ヤマドリの訪問は久しぶりであった(自動カメラが故障中)。

濃霧ではまともに写真も撮れませんが、観察には良いチャンスだと改めて思いました。










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