生石高原「野鳥荘」
自然観察記録 2013年2月

130228(木)晴れ
北海道旅行をはさみ、2週間ぶりの生石です。私たちは零下23℃の北海道で野鳥写真を撮っていたころ、生石でも零下7℃で積雪と凍結をしていたそうです。でも今日は、3月下旬並みのポカポカ陽気でした。少し霞が掛かっていますが、あれはPM2.5とスギ花粉の産物でしょうか?まもなく黄砂が加わり、私には最高に辛い日々がやって来ます。

野鳥荘デッキからのパノラマ風景

バードテーブルエリア

まもなく出番がやってくる巣箱

小鳥も食べるのに努力がいる給餌器

散歩

フキノトウ
先週末、知人は野鳥荘を目指したそうですが、積雪が凍結し、更に降雪を重ね、チェーンを付けても登れず引き返したそうです。

月曜日の雨で、やっと大方の雪が解けたそうですが、積雪であちこちの枝が折れ、各所で交通止めになっていたと聞きました。

木の実の豊富な野鳥荘ですが、大方は地面に落ち、野鳥たちは地に降りて食べていました。しかし、この降雪で、地表で捕食できなかっただろう。

ヒマワリの種220ミリリットルが1日3回供給される自動給餌機(集まる小鳥からすれば僅かな量)が、きっと貴重であったであろう。
バードテーブルエリアに2ヶ所の給餌を加えた。まずは、ペットボトルで作った給餌器です。北海道で学んだひとつで、この給餌器では野鳥も努力しないと食べられない。でも、あっという間に食べ方を覚えていました。

次は、牛脂を挟んだ金網です。北海道では一番人気のあった餌ですが、ここではまだ気づいていない。
正確に言えば、トビがこれに気付き(きっと臭いだろう)、ホンに真傍までやって来た。

自動給餌機以外は、私たちが行った時しか補給しないので、野鳥には特別ボーナスと言ったところだろう。

今日は野鳥の数が少なかった。それでも種類はそこそこである。バードテーブルエリアへやって来たのは、
 ・ヤマガラ
 ・シジュウカラ
 ・ゴジュウカラ
 ・オオアカゲラ
 ・シロハラ
 ・ウソ
 ・アトリ
 ・コゲラ
 ・トビ
 ・カラス
 ・ヒヨドリ
散歩中に出会ったのが
 ・オオカワラヒワ
 ・オオマシコ
 ・エナガ
 ・ヤマドリ

ヤマドリは尾羽の立派な雄でした。目撃した場所近くで、羽打ちが何度も聞こえてきた。繁殖期の早いヤマドリは既に営巣しているのだろう。気付かずに近づいてしまい、羽打ちで威嚇したとおもう。

生石山には「蕗」が多い。フキノトウの季節になった。暫くは「春の味」を楽しめるだろう。

ビシャコの蕾

アオキの実

ヤシャブシの雄花?

山茶花?それともヤブツバキか
春はそこまで来ていますね!


130214(木)晴れ

凍結した道路

やっと「雄のオオマシコ」に出会えた
来週は「道東の旅」のため、野鳥荘の自動給餌機の補給が出来ません。そこで今日、生石山へ向かいました。
登山道凍結の情報はあったのですが、スタッドレス+四駆でかろうじて上がりました。

この日は、野鳥荘へお客様(野鳥の会メンバー)があったのですが、午前中は何とも野鳥が少ない。
お客様は、昼食を済ませ帰路についたのですが、下山途中でSOSの連絡が入った。

〜ノーマルタイヤの車がスタックして通れない〜という。スタックした車を元に戻すため、「塩カリを蒔くのを手伝ってほしい」と言う連絡で出かけたのですが…
途中でオオマシコに出会ってしまい、応援には行けなかった。ゴメン!

先週は、生石山で迷子になった人を、NPOの連携プレイで、日没前に下山してもらうことができた。この山が零下10℃近くなることを、地元の人でも知らない。この山を甘く見過ぎている。
オオマシコとの出会いが呼び水になったようで、野鳥荘へ帰ると次々とやってきた。

野鳥荘からのビュー

バードテーブルエリア

小米のバードテーブルにやって来たミヤマホオジロ

何とアオゲラもやって来た
生石山では、自然の餌が枯渇してきたようだ。野鳥荘のバードテーブルにやってくる野鳥が増えてきた。

相変わらずヤマガラが多いのですが、随分とシジュウカラが増えた。以前は、ヤマガラに比べ、ホンの数%だったのに、今は「数割」にまで増えている。

ニューフェイスはミヤマホウジロです。正確な数は分かりませんが
 ・♂成長
 ・♀成鳥
 ・♂幼鳥
の3種が確認できた。ミヤマホオジロは想定していたので、小米のバードテーブルを用意していたのが、頭に当りました。

ミヤマホオジロを撮っていたら、わずか数分の間に、メジロ・ゴジュウカラ・アオゲラがたて続けてやってきた。強引にシャッターを切ったのが、アオゲラの一枚です。今日もたくさんの野鳥と出会うことができました。


130210(日)晴れ

今日は「中国渡来」の大気汚染は少ないようだ
生石山は寒い日が続いている。一昨日ほどではないが、ご覧のような「霜柱」が立ち、野鳥荘の室温はー1℃でした。

水場もすべて凍りつき、野鳥たちも水を求めるのが大変のようです。
バードバスに、新たに水を入れ少しだけれど飲めるようにしたら、次々と来ていました。
普段通りですが、野鳥を紹介します。

凍りついた水飲み場

ヤマガラとメジロ

ウソ(動画

オオマシコ

カワラヒワ
このほか、出会ったのは
 ・シジュウカラ
 ・エナガ
 ・シロハラ
 ・キクイタダキ
 ・ルリビタキ(なぜか写真が撮れない)
 ・ヒヨドリ
 ・ミヤマホオジロ

生石へ行く途中の「貴志川上流下佐々」付近で出会った野鳥を紹介します。

ノスリ

ヒレンジャク

カワセミ

コチドリ
なかなか植物をご紹介できないのですが、芽吹きは着実に始まっています。

春の喜びを、ご紹介できるのは間もなくだと思います。


130205(火)曇り

オオアカゲラ

モヤる風景

ピーターさんちの「クロ」

ウソ

アオゲラ

コゲラ

ヒガラ

メジロ
今月は、私の事務所を和歌山へ移転するというイベントがあり、生石高原は初めてです。

例年なら、最高気温が零度に達しないのですが、今年はそこまで冷えていません。それでも今日は2.5℃。充分寒かったです。

中国では、PM2.5と言う大気汚染が深刻化しており、それは我が国にも飛来しています。
まだ、黄砂の季節にはなっていないというのに、写真のようにモヤっています。

別荘地のリーダー「ピーターさん(一人暮らし)」が入院中で、彼の飼い犬を、生石の皆さんで面倒を見ているいる(私は参加できていませんが)。

3匹の犬がいるのですが、虐待されていたものを保護したそうで、今も「人間恐怖症」が消えていません。
生石の「山の家」と、ピーターさんの家は、歩いて25分ほどかかる距離ですが、毎日やってくるそうです。今日は、野鳥荘にもやってきたので、手持ちの食料を分けてあげました。次はペットフードを持って行こう。
野鳥荘へ着いた時は閑散としていたのですが、数分後には、ヤマガラやシジュウカラが集まってきました。もう、私たちの車の音を熟知しています。急いで、餌を置くと、動画のような状況です。

畑の八朔を持って行き、輪切りにして置いたら、すぐにメジロがやって来ました。
和歌山の自宅にもメジロが頻繁に来ますが、これほど鮮やかな色のメジロを見たことがありません。動画で是非ご覧ください

今日も探鳥を楽しんできました!
 ・オオマシコ
 ・ウソ
 (たぶんアカウソ)
  動画をどうぞ!
 ・オオアカゲラ
 ・アオゲラ
 ・コゲラ
 ・ヤマガラ
 ・ヒガラ
 ・シジュウカラ
 ・ゴジュウカラ
 ・エナガ
 ・トビ
 ・スズメ
 (生石では珍しい)
 ・カラス(種類不明)
 ・ヒヨドリ
 ・メジロ
 ・ルリビタキ
 (あまりにもピンボケで公開は控えます)
まだ、真冬の宿泊はないのですが、近々に挑戦してみようと思います。
お風呂は無理ですが、タンクで水を持参すれば、炊事とトイレは賄えます。
後は「耐寒訓練」です。これに耐えられれば、もっとレアな野鳥に出会えそうな気がします。



まだ、ご紹介できる植物が少ないのですが…
真冬でも「キノコ」があるもんですね!
敷地内で直ぐ目につくのが写真のものです。でも、詳しい人が見れば、まだまだあるのだろうろ思います。

キクラゲ

猿の腰掛の仲間

きっとこれもキノコ










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