遠く和歌浦や、生石山も見える。黒沢山は、この付近一帯の峰の総称らしい。生石とはほど近い距離にある。
山頂付近に、目的の「春リンドウ」がお花畑を形成している。まずは、ご覧いただこう! |
一般的な春リンドウ |
これもそうだが、花内部の白い部分が、個体によって微妙に違う |
これはやや色白の春リンドウ |
白花は突然変異か? |
色と青が混じった春リンドウもあった |
写真でうまく写っていないが、やや赤みを持った春リンドウであった |
山頂で、やや早めの昼食をとる。青空の下で食べる弁当の旨さは格別だ。
この後、「小川の宮」へ下るルートを歩く。緩いアップダウンがつづき、春の山野草が多い。ゴルフ場の脇をかすめ、沼池をめざす。その間に観察した山野草を紹介します。 |
シロダモの花。落葉樹で、芽生えたばかりの若葉も柔らかい |
チゴユリ。何とも清楚な花である |
シュンラン。これも清楚で目立たない。私だけでは見つけられないだろう |
黒沢山のスミレはタチツボスミレばかりだが、これはシハイスミレか? |
シロダモの虫袋(こちらは常緑樹) |
サルトリイバラの花 |
コウヤボウキの花。去年秋に咲いたはずだが、まだ散らずにいる |
ツツジ(種類はわかない)も咲き出した |
ヒメハギ。立った株が少なくうまく写せない |
オオヒキヨモギ。とても珍しい種類らしい |
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沼池(標高465m)に到着。この池は、県内唯一の「自然池」で、カキツバタが自生する湿地として、「日本の重要湿地500」に指定されている。残念ながらカキツバタが咲くのはもう少し先のようである。
安楽寺への道に入ると、道は険しくなる。
岩が露出して滑りやすい道、道が消えてロープが頼りなど、また風景を楽しむ余裕が消えた。
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小川の宮へ向かう道に出て、また余裕が出てきた。
ここには墓地があり、墓参のための道があるので、車で来ることもできる。
ただ、舗装された道を歩いたの僅かで、また山道へコースを取る。標高はおそらく300m位まで下がっていると思う。
植生が少し変わってきて、ここからはまた、ゆっくりと山野草の観察が出来た。 |
ゼンマイの群生地に出た。しばし観察は中止して「山菜取り」に変わる |
テンダイウヤクに花が咲いていた。流石は、徐福が
上陸した地と言われる和歌山である。不老不死の薬草が生えていた |
ギンリョウソウがたくさんあった。葉緑素を持たぬこの植物は
「光合成」が出来ぬため、自分で栄養を作ることができない。
そのためキノコ(菌)と共生して生きている。別名「ユウレイソウ」 |
アマドコロ |
テンナンショウ |
ショウジョウバカマ |